2013年07月07日
中禅寺湖のマス、食物連鎖でセシウム蓄積
東日本大震災:福島第1原発事故
中禅寺湖のマス、食物連鎖でセシウム蓄積 水産研究センター突き止め /栃木
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
◇湖水入れ替わらず滞留
東京電力福島第1原発事故に伴い奥日光・中禅寺湖で、マス類が放射性セシウムを取り込むメカニズムを調べていた水産総合研究センター増養殖研究所の研究グループは、餌のプランクトンやユスリカなどを通じた食物連鎖が原因だと突き止めた。水深が深く湖面も大きい中禅寺湖の規模がセシウムの滞留に影響していそうだということも判明し、グループはモニタリングを続けるとともに、汚染が続いている原因についても研究していくことが必要だと指摘している。【浅見茂晴】
研究を担当したのは、同研究所内水面研究部資源増殖グループ(日光市中宮祠)の山本祥一郎研究員ら。調査は昨年12月から始められ、一つの実験群として、事故後にふ化した汚染されていないヒメマスを、プランクトンなどを取り除いた湖水の水を使って育てた。その際、配合飼料を与えて飼育したところ、1カ月以上経過しても、放射性セシウムは検出されなかった。
もう一方は、湖に網いけすを設置して、ヒメマスとホンマスを放流した。定期的に採集して調べたところ、放流後50日までに、セシウム濃度が1キロ当たり10ベクレルまで上昇した。冬季の実験のため、いけすの中のプランクトンは多くなかったが、もし自由に泳がせていたら、より多くのプランクトンなどを食べてセシウム濃度はさらに上昇しただろうと山本研究員らはみている。
研究では同時に、福島県内で捕獲した汚染魚の肉と配合飼料を混ぜてマス類に与えた。すると放射性セシウムが検出された。湖水からの取り込みは考えられず、プランクトンやユスリカのほか、水生昆虫、藻、落ち葉からも放射性セシウムが検出されていることから、食物連鎖が体内への蓄積の原因だと判断した。
中禅寺湖のマス類からは、基準値の1キロ当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが依然検出されており、2年連続で釣った魚を湖に戻すキャッチ・アンド・リリースで釣りが解禁されている。これに対して、中禅寺湖に流れ込む湯川の上流に位置する湯ノ湖のマス類は基準値を下回っている。
この点については、中禅寺湖で湖水が入れ替わるのには6年かかるとされるのに対し、水深も浅く小さい湯ノ湖では1カ月で入れ替わることが関係していると研究グループはみている。河川や周辺の樹木に付着した放射性セシウムが雨などで流れ込むのはどちらの湖も同じだが、中禅寺湖は湖水がなかなか入れ替わらないため、セシウムが滞留しやすいと推測される。
ただ、両湖水からは今も放射性セシウムが微量ながら検出され、中禅寺湖では1リットル当たり0・04〜0・08ベクレルと湯ノ湖より高くなっている。このため、研究グループでは群馬と福島、宮城の湖水をサンプリングして比較調査を継続する。山本研究員は「中禅寺湖の放射性セシウム濃度の予測は難しいが、将来予測につながるモニタリングや研究を続けていきたい」と話している。
セシウム濃度ピーク、大型魚ほど遅く 広島大解析 2012/1/19 日経
中禅寺湖のマス、食物連鎖でセシウム蓄積 水産研究センター突き止め /栃木
毎日新聞 2013年06月25日 地方版
◇湖水入れ替わらず滞留
東京電力福島第1原発事故に伴い奥日光・中禅寺湖で、マス類が放射性セシウムを取り込むメカニズムを調べていた水産総合研究センター増養殖研究所の研究グループは、餌のプランクトンやユスリカなどを通じた食物連鎖が原因だと突き止めた。水深が深く湖面も大きい中禅寺湖の規模がセシウムの滞留に影響していそうだということも判明し、グループはモニタリングを続けるとともに、汚染が続いている原因についても研究していくことが必要だと指摘している。【浅見茂晴】
研究を担当したのは、同研究所内水面研究部資源増殖グループ(日光市中宮祠)の山本祥一郎研究員ら。調査は昨年12月から始められ、一つの実験群として、事故後にふ化した汚染されていないヒメマスを、プランクトンなどを取り除いた湖水の水を使って育てた。その際、配合飼料を与えて飼育したところ、1カ月以上経過しても、放射性セシウムは検出されなかった。
もう一方は、湖に網いけすを設置して、ヒメマスとホンマスを放流した。定期的に採集して調べたところ、放流後50日までに、セシウム濃度が1キロ当たり10ベクレルまで上昇した。冬季の実験のため、いけすの中のプランクトンは多くなかったが、もし自由に泳がせていたら、より多くのプランクトンなどを食べてセシウム濃度はさらに上昇しただろうと山本研究員らはみている。
研究では同時に、福島県内で捕獲した汚染魚の肉と配合飼料を混ぜてマス類に与えた。すると放射性セシウムが検出された。湖水からの取り込みは考えられず、プランクトンやユスリカのほか、水生昆虫、藻、落ち葉からも放射性セシウムが検出されていることから、食物連鎖が体内への蓄積の原因だと判断した。
中禅寺湖のマス類からは、基準値の1キロ当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが依然検出されており、2年連続で釣った魚を湖に戻すキャッチ・アンド・リリースで釣りが解禁されている。これに対して、中禅寺湖に流れ込む湯川の上流に位置する湯ノ湖のマス類は基準値を下回っている。
この点については、中禅寺湖で湖水が入れ替わるのには6年かかるとされるのに対し、水深も浅く小さい湯ノ湖では1カ月で入れ替わることが関係していると研究グループはみている。河川や周辺の樹木に付着した放射性セシウムが雨などで流れ込むのはどちらの湖も同じだが、中禅寺湖は湖水がなかなか入れ替わらないため、セシウムが滞留しやすいと推測される。
ただ、両湖水からは今も放射性セシウムが微量ながら検出され、中禅寺湖では1リットル当たり0・04〜0・08ベクレルと湯ノ湖より高くなっている。このため、研究グループでは群馬と福島、宮城の湖水をサンプリングして比較調査を継続する。山本研究員は「中禅寺湖の放射性セシウム濃度の予測は難しいが、将来予測につながるモニタリングや研究を続けていきたい」と話している。
セシウム濃度ピーク、大型魚ほど遅く 広島大解析 2012/1/19 日経
最近、福島第一原発の地下水が海に流れている?って記事を散見します。
以前アップした記事とも関連するので、読み併せて下さい。
原発事故は、廃炉とほゴミ(放射性)の処理が完結するまで終わらないんでしょうね、、、。。。
*海流は北上しますが、沿岸流は岸に沿って南下するそうです。
*食物連鎖は、小魚から大型魚へ時間を掛けて進むそうです。
以前アップした記事とも関連するので、読み併せて下さい。
原発事故は、廃炉とほゴミ(放射性)の処理が完結するまで終わらないんでしょうね、、、。。。
*海流は北上しますが、沿岸流は岸に沿って南下するそうです。
*食物連鎖は、小魚から大型魚へ時間を掛けて進むそうです。
Posted by 遊 遊at│Comments(0)
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